新規生活習慣病改善転写因子 TFE3 の研究

生活習慣病の改善に働く新規転写因子としてTFE3を同定している。

肝臓での機能としては、

  1. インスリンシグナル分子IRS-2の発現を上昇させ、インスリン感受性を増強させる。
  2. 脂質合成・コレステロール合成を抑制するInsig-1の発現を上昇させ、それら合成を抑制する。

これらの効果によりTFE3は糖尿病とともに、高脂血症の病態を改善し包括的な生活習慣病治療効果を有することを明らかにしている(Nakagawa Y Nature Medicine 2006)。現在、各エネルギー代謝責任臓器(脂肪、骨格筋) にそれぞれ特異的にTFE3を発現するトランスジェニックマウスを作製し、その解析を行っている。