ごあいさつ 6

社会に向けたメッセージ ~人材育成の理念~


第4次産業ともいうべき知識産業を強めていく事が日本の生き残り、再活性化のカギであり、医療医学はそのフラッグシップとなるべき領域のひとつとするべきです。その知識産業のインフラの中核は大学です。


大学の本分は真理を探究し、知的社会の基盤を創りその中核となる人材を育てることにあります。
考える力を、考える習慣を、コミュケーション力と人の和、創造や知的好奇心の涵養、考える医療人、弾力性のある人材を育てる。
大学の医学部は、臨床、教育、研究を担う事が求められています。
大筋は今後も変わらないし変わるべきでないと思いますが、それらを追い求め方や姿勢、社会や医療状況の変化とともにあるべき姿大学のあり方を追い求める必要があります。しかも明確なgoalをめざすよりも、継続的な変化に耐える姿を。
弾力性と剛性を兼ね備えた組織、場でなければなりません。


いま技術革新、ICT、グローバル化、日本の閉塞状況、萎縮などにキイワードから読み取れる事は世の中の変化が早い事、多様性とスピードです。10年かけて変わってきたことが2、3年でかわってしまうこと、これがグローバル化。方向性や力の入れどころに迅速的確安全な対応、先見性をもってシステムや社会の標準を保ち,つくっていく事が必要です。


一方、すべてのことがそのスピードにふりまわされてはいけないと思います。
我々が取り扱う対象は、患者、高齢者、若手、疾患と心をもった人ですから、
よい人材を育てる事、よい人材育成システムをつくること、よい研究をすることは、人がからむことですから時間がかかります。
私自身への戒めでもありますが、あせってはいけないとおもいます。
ここのところは近道は無く王道を進むしか無いと思っています。
先の見えない時代に突入しつつありますが、逆にチャンスと考え、原点に返りながら大学の医学部のあり方を考えていきたいと思います。


また人の和、若い人のポテンシャルを信じて伸び伸びと仕事ができる環境にしていきたいと考えています。
明るく、楽しく、前向きに、誠意をもって、程よく気楽に
を胸にやっていきます。


極めて月並みなようですが、これらの言葉には、いろいろな困難や障害にあたったときに行き着くべき姿勢と思います。


組織の力の源泉は人の和です、皆様のご理解とご支援を心よりお願い申し上げます。